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Q
虫歯や歯周病をほうっておくと全身に影響すると聞いたのですが。
A
心臓疾患を引き起こしたり、虫歯の原因菌が手足にのう胞を形成する原因になったりしています。
たかが口の中、痛くないから大丈夫と思わずに、様々な病気の原因となる細菌をなるべく増やさないよう日々のブラッシングと歯科医院での定期健診を怠らないようにして下さい。
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Q
大きく口を開けると顎の関節がコリコリと音がするときがあるのですが。
A
それは顎関節症といわれる顎の病気のひとつかもしれません。
ただ、音がするだけで痛みがあるとか、大きく口を開けられないといったことがなければあまり心配しなくて大丈夫です。
ただ、咬み合わせが悪い可能性もあるので、歯科医院にいって相談したほうがよいでしょう。
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Q
入れ歯を入れたら話しづらくなってしまいましたが。
A
入れ歯の大きさ、形にもよりますが、入れ歯が入ることによって話しづらくなることはよくあります。
それまでないものが急にお口の中に入るのですから、話しをするときに働く舌や頬の動きを妨げてしまいます。
ただし、舌や頬は筋肉なので、非常に学習能力が高くそのうち動きを覚え、話せるようになります。
いわゆる「入れ歯に慣れる」といったことが起こってきます。
ただし、その「慣れ」には個人差があるので、最初は家で新聞や雑誌を読むときに声に出して読む練習をすると早く慣れます。
話しづらいからといって入れ歯を使わなければいつまでたっても話せるようにはなりません。
ただ、入れ歯がうまく合っていない場合もありますから、歯医者に相談してみて下さい。
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Q
虫歯をほうっておくとどうなりますか?
A
従来虫歯は自然に治らないといわれてきました。
ほとんどの虫歯はどんどん進行し、悪くなる一方です。
少しでも早く治療を受けた方がよいでしょう。
また最近の研究で、ごく初期の虫歯は治る可能性があることがわかりました。
ただし治るためには歯の表面に汚れが付いていないことが必要です。
いずれにしろ毎日きちんと歯磨きをして歯を清潔に保ち、早めに歯医者さんでチェックを受けましょう。
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Q
歯が黄色いのが気になるのですが……?
A
歯が黄色い原因にはいろいろあります。
もちろん生まれつきもありますし、こどもの頃に飲んだ薬の影響もあります。
また、たばこを吸ったり、お茶やコーヒーなど着色しやすい飲み物を多く取る場合も黄色くなります。
歯医者さんでクリーニングしてもらい、まだ色が気になるようだったら、薬品を使って白くする方法もあります。ホワイトニングといって保険はききませんが、担当の歯医者さんによく相談するとよいでしょう。
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Q
保険治療のみできちんと治療はできますか?
A
残念ながら難しいと思います。
現在の保険で適応になっている材料は極めてかぎられていますので、よりよい医療サービスを提供するには限界があります。
毎日使う自分の歯にオーダーメイドで作るものですから、ある程度お金がかかっても長い目で見れば決して高くはないと思います。
細かいことは担当の先生とよく相談し、具体的な違いを納得した上で決めていけばよいでしょう。
また、保険では病気がないと治療できません。
すなわち予防には保険が適用できません。
きれいな歯を長持ちさせるために予防は非常に大切です。
予防についても担当の先生とよく相談なさって下さい。